CASE治療実績

右腸脛靭帯炎

20代 男性 マラソン初心者

患者情報

20代 男性  マラソン (初フルマラソン出走予定)
もともと適度な運動習慣はあったが、2か月前から本格的にマラソンの練習を開始。普段からややオーバーワークぎみな練習スケジュールを組んでいたとの事。

受傷状況:マラソンの練習でハイペースで20kmを走った後から右膝外側に痛み帰宅後アイシングを行い翌日になっても痛みが引かず来院。

患者要望:約1か月後のフルマラソンに向けて治療とコンディショニングサポート。

     

検査所見

自覚症状:2~3日休めば症状は軽くなるが、また走ると足を引きずるくらい痛みがでる。

     ランニングや歩行動作での荷重時の痛み。

他覚検査:膝関節屈伸運動(+)熱感(±)跛行

画像検査:エコーにて腸脛靭帯の大腿外側上課部に肥厚を確認。

治療経過

初日~ 
負傷日の翌日に来院。歩行時の痛みもあるが、炎症所見は軽度。腸脛靭帯の肥厚を疑いエコー検査を実施。大腿外側上顆部での肥厚が認められた。
股関節〜膝関節周囲の筋緊張緩和、患部の炎症と疼痛緩和を目的とし鍼治療や物理療法を実施し、3日間の安静を指示。
4日目~
歩行時痛は軽減、日常生活動作は改善。
リハビリ開始。
ランニングフォームや筋バランスを評価し、殿部〜大腿部の筋力・筋バランス強化と股関節の可動域改善を実施。セルフトレーニングも強度を調整しながら指導。
同時にエアロバイクで持久力、膝関節周囲筋の維持・強化
7日目~
ランニングを再開。
痛みの出方を確認しながら少しずつ距離・強度を調整。
強度の高いトレーニングはエアロバイクも併用しながら調整。
~24日目
練習の強度を上げつつ身体のコンディショニングで再発予防。
身体の状態を考慮した練習スケジュールの指導。
本番に向けてのセルフケアとテーピングの指導。
25日目(マラソン当日)
無事目標を達成し、3.29.01で完走。
走行中は痛みなく、初めてのフルマラソンは楽しんで走れたとの事。
ランナーに多く診られ、使いすぎや柔軟性の欠乏によって負荷がかかり発生します。
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